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第98回日本水彩展

日本水彩画会による日本水彩展の巡回が今日から広島ふくやで開催されている。
絵を習って6年、毎年夏の暑いこの時期に行くのが恒例となった。
今年はどんな絵に出会えるかなと、
一緒に習っている仲良しのうさぎさんと楽しみに出掛けた。
水彩展では水彩絵の具で描いたとは思えない油絵のような水彩画あり、
写真かと見間違うような水彩画ありと実に多彩な水彩画に出会える。
第98回の今回は172点の力作が並ぶ。
長年研鑽を積まれて描かれた絵は、私が1000年掛けても到底及ぶことのない
素晴らしい作品ばかりである。
只、毎年感じるのは受賞作品に関しては好みが合致しない。
それはどの絵を部屋に飾りたいかというだけの極めて素人の発想だからであろう。
単に好きか嫌いかというシンプルな考えなので、
瓦礫を描いた絵やグロテスクな絵、卑猥なものは苦手。
そのような絵が受賞作品になっていると素人の私の美意識は混乱してしまう。
部屋に飾るという発想より、何を訴えたいかとか、独創性とかが審査の基準なのだろうか。
絵は部屋に飾って安らぐもの、その絵を飾ることで部屋がほっとするものに限るという
貧しい私の審美眼にかなった絵に出会えるとほっとするのである。

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日本水彩画会のHP  http://www.nihonsuisai.or.jp/
日本水彩画会は、大正2年(1913年)に当時有力な水彩画家60余名が結集して、水彩画専門の会として設立された、わが国では最も長い歴史をもつ絵画団体の一つです。
Commented by うさぎ at 2010-08-11 12:03 x
ジノリさん、こんにちは!
昨日は一緒に有り難うございました。
話していて、分析が的確なのでとても楽しいワ(^・^)
 さて、毎年の水彩展ですが、流石、力作ぞろいです。
絵も洋服も自分の好みが大きく左右するなあと感じています。
感性というか、私たちの先生の絵をみていると好きなタッチの色彩
で飾りたいなあって思うし、写真のように描いてあるものに対しては、すごいなあで終わりだし、素人での評価は好みの部分が
強いようです。
 そうしてみると、審査の方は大変ですね。
私情を混ぜずの評価でなければいけないのですから。
 毎年、大きい絵に挑戦!と言って帰っているなと思わず
笑っている。
ジノリさん、まず20号からというのはどうでしょうか(^^)
Commented by jinoricup at 2010-08-11 23:02
うさぎさん、こんばんは
確かに仰る通りです。
洋服の好みと同じなんですよね。
良いか悪いかはその人の感性の問題。
と、するならば選考は老若男女を均等にしたらどうでしょう。良いアイデアだと思いませんか?
権威ある世界というのは(政治家もそうですが)兎角男性のお年を召された方が多いですものね。
確かに熟練された目利きかもしれませんが好みが偏りそうです。

さて、20号と言わず40号挑戦してみたいですよね。(ウッフフ)
Commented by うさぎ at 2010-08-12 23:35 x
そうですよね。
市美展など、審査員が全員男性とか聞くとエーって思います。
女性は?若い感性は?っておもいますものねー。
 実践が伴わず、上手になりたいなあ~は虫がよすぎるので
しょうね。
 うまい先生だって、毎日、絵筆を持たれるそうなのですからー。
よし!涼しくなったら頑張ろう!!
ジノリさんも40号に挑戦されるみたいなので。ネッ(^.^)
 

Commented by ジノリ at 2010-08-13 13:38 x
こんにちは
市美展審査員は全員男性なのですか?
もしそれが本当ならちょっと変ですよね。

日本水彩画会は?と、ちょっと検索してみたら日本水彩画会は42人中11人が女性でその中に大好きな小野月世さんの名前がありました。調べているうちに小野月世さんのブログにヒットして読んだらコメントと絵がたくさん見れて、とても楽しかったです。
私から見たら雲の上の人って感じだったのですが
お子さまの子育てや、今日はなかなか上手く描けないとか人間らしいことも書いてあって、とても親しみを感じました。
1995年10月からのものを早読みでざっと目を通しましたが、月世さんはサラブレッドでした。
お父様が画家、お母様も賞を取るような素晴らしい絵を描かれている一家だったのです。
その上、子供さんも小さいけど絵が上手くて
流石血筋は争えないなといたく感動しました。

Commented by ジノリ at 2010-08-13 13:44 x
続きです。

その月世さんのブログでは審査のことが書いてあって興味津々。
審査は3日がかり。審査員が札を挙げるのですが、たくさん挙がるのは僅かだそうです。
以下月世さんのブログの抜粋です。
「殆どはボーダーライン。力量はほぼ互角の作品が並びますから最終的な入落の境はほんの一票の差だったりします。
では入落を決める大きな要素は、私が思うに
「何が描きたかったのか」ということのようです。
技術的にはとても良く出来た作品でも、
心を打つものがないとさっと見過ごされてしまいます。
皆さん、気合を入れて描かれているわけですから、
ある程度の技術的な上手さは審査の間に見慣れてしまうわけで、その中で、挙手させる力は何かというと
見せ方や、内容の面白さ、創意工夫といった
他の作品との違いになるようです。
しかし落選したご本人は「どうして?!」
と信じられないと思います。
実際、惜しい作品が沢山落選しました。
1117点のうち約40パーセントの作品が
選外になってしまいますから、仕方の無い事ですが
毎年レベルも上がってきて、入選も楽ではありません。」




Commented by ジノリ at 2010-08-13 13:45 x
苦労して審査されていることも、その中身もよく分かって面白かったです。
「何が訴えたいのかとか独創性?」が審査基準かなと思った素人の私の考えは大当たりでした。

さて、早速アマゾンで
月世さんの本
光を描く透明水彩―心地よい色のためのコツと絵づくり を注文しました。

月世さんの見ていて癒される色遣い大好きです。
本当にお上手。うっとりしますよね。
ブログにコメントしたかったけど恐れ多くて止めました。
Commented by jinoricup at 2010-08-13 14:07
訂正
慌て者ですみません。月世さんのお父様は画家ではなて、趣味でされていたようです。そしてお父様の遺品の中にはお祖父様の油絵もあったとのこと。読み間違えましてごめんなさい。
Commented by 閑児 at 2010-08-17 21:47 x
私も水彩に挑戦し始めたので、初めて日本水彩展に行ってまいりました。
中々見ごたえのある作品がありました。
私の友人も入選しているのを見つけて、えっ水彩にも挑戦しているんだ~って新発見。
内緒にしてたのね。
近くで見なければわからないほど日本画とそっくりでした。
厚塗りなんでしょうね。
機関車の車輪を画いているひとです。

帰りにそごうで蓋にカエルのついているRCのキャンディボックスついかわいくて買ってしまいました。
Commented by ジノリ at 2010-08-18 23:05 x
閑児さん、ご無沙汰しています。
先日はとても上手な水彩画見せて頂きましたので
閑児さんの腕前存じていますよ。
独学で描かれるなんて信じられない!
教えてもらっても上手く描けないのに・・・

ご友人が入選されていたのですか。でも内緒にする必要があるのですか?訳が分かりません。
私なんか言いまくっていますよ。
絵に限らず、習い事は単に楽しむだけで良いのか
人より上達したいのか、師範になりたいのか、
その人の求めるものによって、その姿勢は変わってくると思いますが、自分で描いた自分好みの絵を
部屋に飾るだけで満足している私には
コンテストは別の世界の話のようです。

可愛いキャンディーボックス見つけたとか、
RCならちょっと良い値段かも。
自分へのプレゼントでしたね。
Commented by うさぎ at 2010-08-19 09:17 x
おはようございます!
 私も小野月世さんの絵は大好きです!
審査員の件からの展開がすごい(^^)
いつもながら、向学心に敬服!
 習い事なのですが、私の知り合いに、習い事はまず、道具から入る人がおられて、靴を13000円で買ったから続くと思って・・・と言いながら一ヶ月で止めたり、ピアノを始めようと思うの、と言って調律までしても二回ほどで止めたとか。
  健康の為と始めた太極拳は7年が過ぎた。決してうまくもないし、これといって展望もないのだけど・・・。
  ある時、なにげなく太極拳の先生に話したら、それは好きだからじゃない?と言われたけど、ちょっと・・・?
嫌いじゃないことは確かだけど。
  自分なりの分析では、習ってるメンバーの雰囲気がいいこと。
それから、先生のお人柄、体調への効果?
でも、なんといっても私の場合は、必死にならないとこが長く続いている気がしているのですが・・・。どの習い事も。
  水泳も、選手になるわけでもなしーと楽しく通っている。
でも、これって進歩がおそいよね~。ウンそう思う。
そう思いながら、午後から絵手紙教室に行ってきまーす。
Commented by ジノリ at 2010-08-19 22:54 x
太極拳も水泳も健康のためって感じですよね。でも例えば書とか絵だったら応募という目標が高齢でも持てる習い事かもしれません。事実、先日水彩画展のネット検索した時、偶然に70歳からの手習いということで描かれて3年ぐらいで入選された方のHPを目にしました。中学以来描いたという私達と同じ出発ですが、写真のような丁寧な絵でした。体力勝負と違って努力次第で目標を持てる趣味だと確認しましたが、やはり入賞の判定だけは疑問が残ります。
by jinoricup | 2010-08-10 22:54 | 水彩画教室 | Comments(11)

お気に入りの場所や日々の暮らしで感じたこと、ビニールコーティング加工のバッグ等の作品や趣味のカップコレクションの紹介をしています。


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